株式会社大原鉄工所
- 所在地
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新潟県長岡市城岡2丁目8番1号
企業レポート
企業情報
社名 | 株式会社 大原鉄工所 |
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代表 | 代表取締役社長 大原 興人 |
創立 | 明治 40 年 10 月 |
設立 | 昭和 15 年 3 月 |
資本金 | 4,500 万円 |
社員数 | 170 名 |
売上高 | 38.4 億円 |
取引銀行 | 北越銀行 |
営業品目 | リサイクルプラント機器 バイオガス発電設備 下水処理設備 石油ガス・地熱掘削設備 発電用・農業土木用・河川用水門 ゲレンデ整備用雪上車 多目的装軌車 南極観測用雪上車 (2017年5月末現在) |
所在地 | 本社・工場 〒940-8605 新潟県長岡市城岡2−8−1 TEL (0258)24-2350(大代) FAX (0258)24-8201 製缶工場 〒940-0011 新潟県長岡市下々条4−1640 TEL (0258)24-8544(代) FAX (0258)24-8549 東京支店 〒112-0001 東京都文京区白山2−29−4 泉白山ビル5階 TEL (03)5615-8830(代) FAX (03)5615-8834 北海道支店 〒061-3244 北海道石狩市新港南3−700−30 TEL (0133)64-2080 (代) FAX (0133)64-2188 東北営業所 〒980-0011 宮城県仙台市青葉区上杉1−14−25?201 TEL (022)302-6321 FAX (022)302-6322 大阪営業所 〒533-0031 大阪府大阪市東淀川区西淡路3−1−9−405 TEL (06)6329-2121 FAX (06)6329-2122 |
沿革
1907(明治40年) | 長岡東山油田の盛況に着目し、大原石松が長岡市長町に削井機械部品の鋳造を目的とし大原鋳造所を創業する。 |
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1924(大正13年) | 機械工場と組立工場を併設し完成機械の製造に着手し、大原鋳工所と改称する。 |
1932(昭和7年) | 日本石油株式会社からマッドポンプを受注し、石油削井機器を会社の主力製品とする基礎を築く。 |
1938(昭和13年) | 大原藤松が長岡市城岡(現在地)に工場を移転し、大原鉄工所と改称する。 |
1939(昭和14年) | 東京出張所高浜工場を開設する。 |
1940(昭和15年) | 有限会社大原鉄工所を設立し、大原藤松が代表取締役社長に就任する。 |
1944(昭和19年) | 製缶溶接工場と鍛造工場が完成し、鉄工業としての一貫生産体制を確立する。 戦災により東京の高浜工場を閉鎖し、現在の湯島に東京営業所を移転する。 |
1945(昭和20年) | 株式会社大原鉄工所に改組する。戦後の国内資源開発の重要性に着目し、農業土木用及び水力発電用水門機器の研究製作に着手する。 |
1947(昭和22年) | 変電送電等の電気工事を目的とした電業部門を新設する。 |
1950(昭和25年) | 鉱山のスライム輸送及び微粉炭や重油輸送用にスライムポンプを開発販売する。 |
1951(昭和26年) | 新潟県の委託による雪上車研究開発に着手し、試作一号機「吹雪号」を完成させる。 |
1952(昭和27年) | 吹雪号が国家警察本部に採用され、量産に着手する。 雪上車の開発に関し、新潟県技術賞を受賞する。 |
1953(昭和28年) | 防衛庁技術研究所との共同研究により、防衛庁型雪上車の試作生産に着手する。 |
1954(昭和29年) | 油田探査のための自走式試錐機を開発する。 |
1956(昭和31年) | 雪上車に関わる技術開発の奨励のため、高松宮殿下の台臨を仰ぐ。 |
1957(昭和32年) | フランスのネルピック社との技術提携により、灌漑排水用の自動水位調節水門を製作販売する。 創業50周年を迎え、大原松夫が取締役社長に就任する。 |
1959(昭和34年) | 屎尿高速化学処理装置の開発に着手し、環境事業の第一歩を踏み出す。 同時に廃水処理用の連続回転真空濾過器を開発する。 雪上車の実用化に対し、全国発明実施賞を受賞する。 |
1960(昭和35年) | 会社厚生施設「藤石荘」が落成する。 大原鉄工所に安岡正篤先生をお迎えし、講演と当社の社是となる「利者義之和也」の揮毫を頂く。 雪上車の開発に対し、科学技術庁長官賞を受賞する。 |
1962(昭和37年) | 当社専務取締役上村清五郎、商工会議所会頭に就任する。上村清五郎、会頭を辞任し第14代長岡市長に当選する。 |
1963(昭和38年) | 雪対策として、鉄道線路の側雪除雪用にロータリー除雪車を開発する。 |
1965(昭和40年) | 電業部門を分社し、大原電業?を設立する。 高周波焼入加工を目的とし新潟高周波工業?を設立する。 |
1967(昭和42年) | 経済企画庁の豪雪対策事業として雪上車の販売拡大に伴い、札幌に北海道出張所を開設する。 製缶溶接工場の拡張のため、長岡市下々条に黒条工場を建設する。 新規開発した小型雪上車が第9次南極観測隊に採用される。 創業60周年を記念し、社訓を制定する。 |
1968(昭和43年) | 発電所取水ダム用に自走油圧式除塵機を開発納入する。 |
1969(昭和44年) | 空港の航空機給油設備として、サージアブソーバー及びハイドランドピットを開発納入する。 スイスのシュロイニーガー社と技術提携を結び、ラトラック型ゲレンデ整備車の製造に着手する。 |
1970(昭和45年) | アメリカのナショナルサプライ社と技術提携を結び、石油掘削用のトリプレックススラッシュポンプの国産販売を開始する。 汚泥脱水機チェーンドライブフィルタを開発する。 |
1972(昭和47年) | 札幌冬季オリンピックにゲレンデ整備車のオフィシャルサプライヤーとなる。 |
1973(昭和48年) | 下水処理場向けの余剰汚泥処理脱水機、MSPフィルタを開発する。 |
1976(昭和51年) | 当社社員を南極観測隊越冬隊員として派遣を開始する。 |
1977(昭和52年) | 発電所用水圧鉄管の溶接技術を確立する。 農業土木用のネット式除塵機を開発する。 |
1980(昭和55年) | 地熱エネルギー開発用掘削装置及び生産装置を製作開始する。 |
1981(昭和56年) | 全油圧駆動式ゲレンデ整備車を開発し量産を開始する。 |
1985(昭和60年) | 下水処理場向けのSBPベルトプレス汚泥脱水機を開発し建設省の技術認定を受ける。 |
1986(昭和61年) | フランスのネルテック社との技術提携により、農業土木用のデスクバルブ装置を製作販売する。 |
1989(平成元年) | 温泉掘削リグの製作販売を始める。 |
1990(平成 2年) | マイナス90度に対応する南極観測用大型雪上車が完成し、南極への納入が始まる。 |
1993(平成 5年) | 新型ゲレンデ整備車製作のためにFRP工場を新設する。ゲレンデ整備車のコンセプトマシン、DL270が完成し、通商産業省グッドデザイン賞並びに中小企業庁長官賞を受賞する。 |
1994(平成 6年) | 農業土木用ネットスクリーン除塵機を開発販売する。 |
1996(平成 8年) | 汚泥脱水機スクリュープレスを開発する。 |
1998(平成10年) | スイスのツァーグ社と技術提携を結び、スノーボード用のハーフパイプ造成アタッチメントを輸入販売する。 ISO9001の認証を取得する。 大原松夫逝去し、大原興人が取締役社長に就任する。 |
2000(平成12年) | アメリカのWSM社とリサイクル機器のライセンス契約を結び、製造販売を開始する。 |
2001(平成13年) | アメリカのBHS社とリサイクル機器のライセンス契約を結び、製造販売を開始する。 |
2002(平成14年) | アメリカのLMC社のゲレンデ整備車の製造販売権を取得する。 |
2003(平成15年) | 日本下水道事業団の下水処理設備工事のAランクを取得する。 アメリカのコマー社とリサイクル機器のライセンス契約を結び、製造販売を開始する。 |
2004(平成16年) | ISO14001の認証を取得(本社・東京支店)する。 アメリカのSSI社とリサイクル機器の輸入販売契約を結ぶ。 中越地震が発生し工場に被害を受けるが年内に完全復旧する。 |
2005(平成17年) | 韓国のスノーテック社とインドアスノーマシンの技術提携を結び、販売を開始する。 |
2006(平成18年) | ?新潟鐵工所より掘削機器事業を取得する。2009(平成21年)プラント事業拡大のため大阪営業所を開設する。 |
2010(平成22年) | フランスのAZTEC社とライセンス契約を結び、ゲレンデ整備車の技術を供与し現地生産を開始する。 消化ガス発電設備を長岡技術大学と共同開発する。 |
2011(平成23年) | 消化ガス発電設備を製品化及び拡販する。 |
2012(平成24年) | 陸上自衛隊78式雪上車に代わり新たに装備化された10式雪上車の納入を開始する。 |
2013(平成25年) | 東北営業所を新設し、事業拡大をはかる。 |
2016(平成28年) | PFI事業の第1号として、バイオガスと太陽光のハイブリッド発電システムが栃木県佐野市に竣工する。 |
2016(平成28年) | 小型消化ガス発電システムが新潟県の「Made In 新潟」の新技術優秀技術に認定される。 |
2017(平成29年) | 次世代の新型ゲレンデ整備車「RIZIN(雷刃)」の販売を開始する。 RIZIN(雷刃)が「2017年度グッドデザイン賞」を受賞する。 |
企業理念
自分の利害を捨てて、人道・公共のためにつくすことの積み重ねによって利益は得られるものである。
私たちはこの社是が表している理念を具現化していくために「義」を大切にしています。
すなわち、私たちは「顧客」を大切にします。私たちは「社員」を大切にします。
そして、私たちは仕事を通して社会に貢献します。
- 社是
- 『利者義之和也』
りはぎのわなり
- 読み方
- 利 ・・・ 儲け、利益、利得、富、財産、勢い、力、勝利
者 ・・・ ということは、とは、即ち
義 ・・・ 自分の利害を捨てて人道・公共のために尽くすこと、人の行うべき正しい道
之 ・・・ の
和 ・・・ 総和
也 ・・・ にある
代表者メッセージ
1887年(明治20年)に出雲崎町尼瀬で石油の機械堀りが成功してから、長岡市浦瀬の東山油田でも石油掘削が盛んに行われるようになり、1907年(明治40年)には東山油田の開発もピークを迎えました。当時の東山油田の油井数は約800本ともいわれ長岡市は油田の開発・生産・出荷の中心地となりました。
その1907年(明治40年)に当社は石油削井機の機械部品製造会社として創業致しました。その後、1922年(大正11年)から石油掘削の心臓部になりますパワーポンプの製品製作・組立を開始し、以来、石油削井機器全般の製造メーカーとなり、現在までその事業を継続しております。
そして、1945年(昭和20年)から農業土木及び発電用水門機器の開発・製作に着手し、1950年(昭和25年)からは石油掘削ポンプを応用した鉱山用スライムポンプの開発・製作にも着手致しました。
また、1951年(昭和26年)には試行錯誤の上に雪上車の試作第一号が完成し、そして量産化に成功し、この雪上車開発に関わり新潟県技術賞や全国発明実施賞を受賞致しました。日本で唯一の雪上車メーカーとして、その後も技術を磨き、種々多様な応用モデルを開発し、今日に続いております。
1959年(昭和34年)には屎尿処理における化学処理装置の開発・製作に着手し、当社の環境機器事業の第一歩をふみだしました。現在では事業の分野を多岐に広げ、下水処理プラント、リサイクル機器及びプラント、バイオガス発電等の分野において事業を展開致しております。
また、1969年(昭和44年)にはゲレンデ整備車の試作開発に成功し、汎用の雪上車と合わせて、当社の主力事業の一つとして雪上車事業を育ててきました。1993年(平成5年)には未来のコンセプトマシンとして新型ゲレンデ整備車を試作し、その年のグッドデザイン中小企業庁長官賞を受賞致しました。
2007年(平成19年)には当社は創業100周年をむかえることができました。100年を超える長い時間の中には、社会経済の環境も様々に変遷し、それに合わせて製品の開発も幾多に行われ、会社の主力事業や主力製品も何回か大きな転換が図られました。しかし、変わりなく続いてきたのが、お客様からのご支援、地域からのご支援、そして社員のチャレンジの力です。会社を支えて頂いた数限りない皆様に心から御礼申し上げます。
私たちの企業理念(社是)は「利は義の和なり」という安岡正篤先生から当社のために授かったお言葉です。グローバリゼーションにより世の中が大きく、そして急速に変化をしてきておりますが、私たちの会社は変わることなく「信義」に基づき生きて参ります。そして、社会に貢献する会社をめざして、人々の生活に役立つ仕事、地球環境保護に貢献する仕事に努めて参ります。また、ローカルニッチでありながらグローバルな仕事をする会社を目指して参ります。
今後とも大原鉄工所のご愛顧をよろしくお願い致します。(代表取締役社長 大原興人)
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